2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

金谷 治 『荘子 第一冊(内篇) 』 「解説」 より

・・・いったい、人々はこの現実世界のなかに、大小・長短・彼此(ひし)、善悪、美醜、生死などといったさまざまな対立差別のすがたを認めている。そして、人々はそれを現実の真のすがただと信じている。しかし、と荘子は考える。それは、人間のかってな認…