2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

定方晟 「死という迷信」 より

道元の「生死の中に仏あれば、生死なし。・・・この生死は、すなはち仏の御いのちなり。(『正法眼蔵』生死)」という言葉について > 「仏」・・・は、現代風に言えば、「宇宙」や「存在すべて」のことだと考えてよい。現代人は宇宙を物質的なものと見ている…

宮坂宥勝 『仏教箴言集』 より

・・・清らかな生活者は顔色が朗(ほが)らかである。なぜであるか、『相応部経典』諸天相応 葦品第十 の中にブッダの詩を伝えていう。 過ぎ去ったことを悲しまず 未(いま)だ来らぬことをもとめず。 現在あることによって生き、そのために容色は朗らかであ…

日野原重明 『テンダー・ラブ』 より

・・・人をゆるせるか否かは、人間に与えられた大きな試練です。傷つけられたときこそ、私たちは生きかたが問われるのです。相手を憎んだり、仕返しをしたり、相手を自分の思うとおりに変えようと一方的に望むより、まず自分が人を愛せる人間としての行動を…