2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

タゴール『ギーターンジャリ』より

47・・・(前略) 耳に聞こえぬ歌ぞある その歌の 絶えず響くところ 生命(いのち)の琴を持ち 行かむ 底知らぬ集会(つどい)の中に 永遠(とこしへ)の調べを 合はせ 名残りの歌に 涙垂れ 声なき君の足許に 声なき琴を 捧げなむ 124・・・(前略) こはい…

サキャ・パンディタ『サキャ格言集』より

401 少しで足ることを知る者 その人の財産はなくならない。 足ることを知らずに求める者には 苦しみの雨がいつも降る。 424 もし敵を退治したいのなら 殺してもどうして全部をなくせようか。 自分の怒り一つを征服すれば すべての敵を一挙に殺したのと同じだ…

プラトン「ソクラテスの弁明」より

・・・思うに、死とは人間にとって福の最上なるものではないかどうか、何人も知っているものはない、しかるに人はそれが悪の最大なるものであることを確知しているかのようにこれを怖れるのである。しかもこれこそまことにかの悪評高き無知、すなわち自ら知…

オマル・ハイヤーム『ルバイヤート』より

(32) 宇宙の真理は不可知なのに、なあ、 そんなに心を労してなんの甲斐があるか? 身を天命にまかして心の悩みはすてよ、 ふりかかった筆のはこび(:宿命)はどうせ避けられないや。 (58) 地の表にある一塊の土だっても、 かつては輝く日の面(おも)、…